1歳半のモンテッソーリおもちゃを手作りするなら何が合う?安全な選び方と遊ばせ方

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1歳半になると、指先を使った遊びや「自分でやりたい」という気持ちがぐっと増えてきます。モンテッソーリのおもちゃを手作りしたいと思っても、難しい教材をそろえるべきか、家にある物で十分なのか迷いやすい時期です。

大切なのは、見た目を本格的にすることより、子どもの発達に合った動きがあり、安全にくり返せることです。この記事では、1歳半に合う手作りおもちゃの考え方、材料の選び方、遊ばせ方、失敗しにくい調整方法まで整理します。

目次

1歳半のモンテッソーリおもちゃは手作りで十分

1歳半のモンテッソーリおもちゃは、高価な木製教材を買わなくても、家庭にある道具や100円ショップの材料で十分に作れます。この時期に必要なのは、複雑な知育効果よりも「つまむ」「入れる」「移す」「開け閉めする」「合わせる」といった、生活につながる動きをくり返せる環境です。子どもは遊びながら手先の力、目と手の連動、集中する時間、自分でできた感覚を少しずつ育てていきます。

ただし、手作りなら何でもよいわけではありません。1歳半は口に物を入れることがまだあり、力加減も安定していないため、小さすぎるビーズ、外れやすい部品、割れやすい容器は避ける必要があります。また、大人が「学ばせたい」と思って難しくしすぎると、子どもは遊び方が分からず、投げる、散らかす、すぐ飽きるという状態になりやすいです。

最初は、1つの動きにしぼった簡単なおもちゃから始めるのがおすすめです。たとえば、ポットン落としなら「穴に入れる」、洗濯ばさみ遊びなら「つまむ」、スプーン移しなら「すくって移す」というように、目的を1つにすると子どもが理解しやすくなります。できるようになってから、穴の大きさを少し小さくする、入れる物を変える、数を増やすなど、段階的に調整すると無理なく続けられます。

手作りおもちゃの動き育ちやすい力家にある材料例
穴に入れる目と手の連動、集中力ミルク缶、保存容器、ペットボトルキャップ
つまむ指先の力、親指と人差し指の使い方洗濯ばさみ、フェルト、厚紙
移す手首の動き、力加減スプーン、ボウル、チェーンリング
開け閉めする生活動作、手順の理解空き箱、ファスナー付きポーチ、ふた付き容器

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1歳半の発達を先に見る

1歳半の子どもは、赤ちゃんらしさが残りながらも、できることが急に増えていく時期です。歩く、しゃがむ、物を運ぶ、引き出しを開ける、ボタンを押すなど、生活の中で見つけた動作をまねしたがります。モンテッソーリの考え方では、この「やりたい」という気持ちを無理に止めるのではなく、安全な形でくり返せるように整えることが大切です。

手先を使いたい時期

1歳半ごろは、手のひら全体でつかむ動きから、親指と人差し指を使って小さな物をつまむ動きへ移っていきます。ペットボトルキャップを持つ、シールをはがそうとする、絵本のページをめくる、スプーンを使いたがるといった行動が増えていれば、指先を使うおもちゃが合いやすいサインです。手作りする場合は、細かさよりも「持ちやすい大きさ」と「くり返しやすさ」を優先すると遊びが続きます。

たとえば、最初から小さなビーズを扱わせるより、直径3cm前後の大きめのキャップやチェーンリングを使うほうが安全で扱いやすいです。洗濯ばさみも、大人用の硬い物より、軽い力で開くタイプを選ぶと成功しやすくなります。指先の力がまだ弱い段階で難しい材料を使うと、子どもはできないことに集中するより、怒って投げたり口に入れたりしやすくなります。

また、手先の遊びは短時間でも十分です。1歳半なら、数分集中できればよい経験になります。大人が「最後までやらせる」ことにこだわるより、子どもが自分で触り、試し、できたところで終われるようにするほうが、次もやってみたい気持ちにつながります。

生活動作につながる遊び

モンテッソーリのおもちゃは、いわゆる勉強のためだけではなく、生活の動きを練習する意味があります。1歳半なら、食事、着替え、片付け、手洗いなどに近い動きが遊びにしやすいです。スプーンでチェーンリングを移す遊びは食事の動きに近く、ふたを開け閉めする遊びは保存容器や水筒への興味につながります。

生活動作に近い遊びは、子どもが「これは何のための動きか」を感覚的に理解しやすい点がメリットです。たとえば、空き箱に布を入れて引き出す遊びは、ティッシュを引っ張る行動を安全な形に置き換えられます。ファスナー付きポーチに大きめの布を入れる遊びは、バッグを開けたい気持ちを満たしながら、開ける、入れる、閉めるという流れを経験できます。

ただし、生活に近いからといって、本物の危険な道具をそのまま使う必要はありません。はさみ、針、ガラス瓶、小さなボタン電池、磁石などは避け、遊び用として安全な物に置き換えます。大人のまねをしたい時期だからこそ、できる範囲と触らせない物を分けることが大切です。

手作りしやすいおもちゃ案

1歳半向けの手作りおもちゃは、材料費をかけすぎず、壊れたら作り直せるくらいの気軽さが向いています。見た目をきれいに作ることより、角がないか、飲み込めない大きさか、遊びの目的が分かりやすいかを確認しましょう。ここでは、家庭で作りやすく、モンテッソーリの考え方にも合わせやすい遊びを紹介します。

ポットン落とし

ポットン落としは、1歳半の手作りモンテッソーリおもちゃとして取り入れやすい定番です。ミルク缶、空き箱、ふた付き保存容器などに穴を開け、ペットボトルキャップや大きめの積み木を落とすだけで作れます。子どもは「持つ」「穴を見つける」「向きを合わせる」「落ちる音を聞く」という流れをくり返し、目と手の連動や集中する力を育てます。

作るときは、最初から穴を小さくしすぎないことが大切です。キャップがぎりぎり入るサイズだと、向きを合わせるのが難しく、まだ力加減が分からない子は押し込もうとして怒りやすくなります。最初は少し余裕のある穴にして、慣れてきたら横長の穴、丸い穴、色別の穴などに発展させると段階が作れます。

入れる物は、誤飲しにくい大きさを選びます。ペットボトルキャップを使う場合は、2つをビニールテープでしっかり貼り合わせると厚みが出て、飲み込みにくくなります。ただし、テープがはがれていないかは毎回確認してください。中に米や鈴を入れて音を出す工夫もできますが、破損すると中身が出るため、接着と点検を丁寧に行う必要があります。

洗濯ばさみ遊び

洗濯ばさみ遊びは、親指と人差し指に力を入れる練習になります。厚紙で作った動物の顔に洗濯ばさみをつけてライオンのたてがみにしたり、紙皿のふちに挟んだりすると、遊びとして分かりやすくなります。1歳半ではまだ片手でスムーズに開けない子も多いので、最初は大人が少し開いた状態を見せたり、軽い力で開く小さめの洗濯ばさみを使ったりすると始めやすいです。

この遊びのよいところは、失敗してもすぐやり直せることです。挟む場所が少しずれても問題なく、子どもが自分で試しながら調整できます。紙皿や厚紙のふちに色をつけて、同じ色の洗濯ばさみを合わせる遊びにすると、色の認識にもつながります。ただし、色合わせを最初から正解させようとすると難しくなるため、まずは挟めたことを大切にします。

注意したいのは、洗濯ばさみのバネ部分や割れたプラスチックです。古い洗濯ばさみは割れて角が鋭くなることがあるので、遊ぶ前にひびを確認します。また、指を挟んで痛がる場合は無理に続けず、フェルトに大きなクリップを挟む、面ファスナーを貼るなど、より簡単な動きに変えるとよいです。

スプーン移し

スプーン移しは、食事の練習にもつながる遊びです。小さなボウルを2つ用意し、片方にチェーンリング、大きめのポンポン、フェルトボールなどを入れて、スプーンでもう片方へ移します。1歳半ではこぼすことが多いですが、こぼれた物を拾うところまで含めて、手首の動きや力加減を学ぶ時間になります。

最初は深めのレンゲや子ども用スプーンを使うと成功しやすいです。小さな豆や米は誤飲や片付けの負担が大きいため、まだ口に入れる癖がある子には向きません。チェーンリングや大きめのポンポンなら扱いやすく、落としても見つけやすいです。慣れてきたらトング、ミニお玉、計量スプーンなどに変えると、同じ「移す」遊びでも難しさを調整できます。

この遊びは、床にトレーを敷いて範囲を決めると片付けが楽になります。モンテッソーリでは、活動の始まりと終わりが分かりやすいことも大切です。トレーの中で遊ぶ、終わったら材料を容器に戻す、棚に戻すという流れをゆっくり見せると、遊びが散らかしっぱなしになりにくくなります。

材料選びと安全の基準

手作りおもちゃで一番大切なのは、安全にくり返し使えることです。1歳半は興味が強く、思いがけない使い方をすることがあります。大人が想定した通りに遊ぶとは限らないため、投げる、踏む、かじる、分解する、口に入れるという前提で材料を選ぶと失敗を減らせます。

誤飲しにくい大きさ

1歳半向けの材料は、小さすぎないことが基本です。ビーズ、ビー玉、乾燥豆、小さなボタン、短く切ったストローなどは、見た目がかわいくても誤飲の心配があります。手作りおもちゃでは、子どもの口に入らない大きさ、または大人がそばで短時間だけ使う材料に限定することが大切です。

目安としては、単体で簡単に口の奥へ入りそうな物は避けたほうが安心です。ペットボトルキャップもそのまま1個だけで使うより、2個を合わせて厚みを出す、布で包む、大きなパーツに固定するなどの工夫が必要です。チェーンリングも数個をつなげると扱いやすくなり、飲み込みにくくなります。

また、兄弟がいる家庭では、上の子のおもちゃが混ざることにも注意します。レゴの小さなパーツ、ビーズアクセサリー、ミニカーの外れたタイヤなどは、1歳半の子にとって魅力的に見えます。手作りおもちゃを出す場所と、小さな部品がある遊びの場所を分けると、安全管理がしやすくなります。

材料使いやすさ注意点
ペットボトルキャップポットン落としに使いやすい2個を貼り合わせ、テープのはがれを確認する
チェーンリング移す、通す、色分けに使える単体で口に入れないよう大人が見守る
洗濯ばさみつまむ練習に向く硬すぎる物や割れた物は避ける
空き箱や保存容器入れる、開け閉めする遊びに向く切り口をテープで保護し、角を丸くする
フェルトや布柔らかく扱いやすい小さく切りすぎず、ほつれや糸を確認する

壊れにくさと清潔さ

1歳半の手作りおもちゃは、見た目よりも壊れにくさを優先します。段ボールや牛乳パックは扱いやすい材料ですが、切り口が鋭くなったり、よだれでふやけたりすることがあります。穴を開けた部分は布テープやマスキングテープで保護し、破れたら早めに作り直すのが安心です。長く使うことにこだわるより、状態を見て交換できる手軽さを大切にしましょう。

清潔さも見落としやすいポイントです。子どもは手作りおもちゃを床に落とし、口に近づけ、食事の後の手で触ることがあります。ペットボトルキャップや保存容器は洗って乾かしてから使い、布やフェルトは汚れたら交換します。水遊びに使った容器は内部が乾きにくく、カビやにおいの原因になることがあるため、乾燥しやすい形を選ぶと管理しやすいです。

また、接着剤やテープの使い方にも注意が必要です。小さな装飾をたくさん貼ると、はがれたときに口に入る可能性があります。目や模様をつける場合は、シールより油性ペンで描くほうが安全な場合もあります。かわいく作るより、外れる部品を減らすことを優先すると、安心して遊ばせやすくなります。

遊ばせ方で失敗を減らす

おもちゃを作っても、子どもがすぐ飽きる、散らかす、投げるということはよくあります。これはおもちゃが悪いとは限らず、難しすぎる、数が多すぎる、遊ぶ時間が合っていない、見せ方が分かりにくいなどの理由が考えられます。1歳半では、環境の整え方と大人の関わり方で遊び方が大きく変わります。

まずは1つだけ出す

手作りおもちゃをいくつも並べると、大人は楽しそうに見えますが、1歳半の子どもには情報が多すぎることがあります。ポットン落とし、洗濯ばさみ、スプーン移し、シール貼りを一度に出すと、どれで何をするのか分からず、全部をひっくり返して終わることもあります。最初は1種類だけをトレーに置き、遊びの目的が見える状態にするほうが集中しやすいです。

見せ方も大切です。大人が長く説明するより、ゆっくり1回だけやって見せるほうが伝わりやすいです。たとえば、キャップを持つ、穴に合わせる、落とす、音を聞くという流れを静かに見せます。その後は、子どもが同じようにしなくても、すぐに直したり教えすぎたりしないほうが、自分で試す時間になります。

子どもが別の使い方を始めた場合は、安全かどうかで判断します。キャップを並べる、箱を開け閉めする、ボウルを重ねる程度なら、その子なりに試している時間です。一方で、投げる、踏む、口に入れて離さない、部品をはがそうとする場合は、今は合っていないサインとして片付けます。叱って続けさせるより、別の時間に出し直すほうがうまくいきやすいです。

難易度を少しずつ上げる

1歳半のおもちゃは、簡単すぎるとすぐ飽きますが、難しすぎると遊ぶ前に嫌になります。ちょうどよい難易度は、少し失敗しても自分で直せるくらいです。ポットン落としなら穴を小さくする前に、入れる物の形を丸から四角に変える。スプーン移しなら材料を軽いポンポンから少し重いチェーンリングに変える。このように、変える要素を1つだけにすると調整しやすくなります。

難易度を上げるタイミングは、子どもが何度も成功して、少し雑に扱い始めたときです。スムーズにできるようになった遊びは、達成感がある一方で刺激が少なくなります。色分けを加える、数を3個から5個にする、容器の位置を少し離すなど、少しだけ考える要素を加えると、同じ材料でも新鮮に遊べます。

ただし、発達には個人差があります。同じ1歳半でも、指先遊びが好きな子もいれば、体を動かす遊びのほうが好きな子もいます。座って遊ばないから遅れていると考える必要はありません。短時間だけ手作りおもちゃを出し、その後にボール運び、布をたたむまね、ぬいぐるみのお世話など、体や生活動作を使う遊びにつなげてもよいです。

避けたい作り方と注意点

モンテッソーリ風のおもちゃは、SNSや動画でたくさん紹介されています。見た目がきれいな作品を見ると、同じように作りたくなりますが、1歳半には向かないものもあります。年齢より難しい教材を早く与えることより、今の子どもが安全に扱えて、自分でくり返せることを優先しましょう。

まず避けたいのは、小さなパーツを多用したおもちゃです。ビーズ通し、細いひも通し、小さな洗濯ばさみ、ミニサイズのマグネットなどは、発達段階や見守り環境によっては危険が増えます。特に磁石やボタン電池は、外れたときの危険が大きいため、手作りおもちゃには使わないほうが安心です。ひもを使う場合も、長すぎると首や手に絡むことがあるため、短くして大人の近くで使います。

次に、目的を詰め込みすぎる作り方も失敗しやすいです。1つのおもちゃに色合わせ、数字、形合わせ、音、開け閉めを全部入れると、大人には知育要素が多く見えますが、子どもには分かりにくくなります。1歳半なら、1つのおもちゃにつき動きは1つか2つで十分です。できるようになったら別の遊びとして作り替えるほうが、子どもも迷いません。

また、大人が正しい使い方にこだわりすぎることにも注意が必要です。モンテッソーリの考え方では、子どもが自分で選び、くり返し、満足して終える時間が大切です。もちろん危険な使い方は止めますが、少し違う順番で遊ぶ、全部入れずに終わる、同じ物だけ選ぶといった行動は、その子の興味が表れている場合があります。大人は結果を急がず、今どの動きに夢中なのかを見ると、次に作るおもちゃを選びやすくなります。

  • 小さなビーズやビー玉を見守りなしで使わない
  • 磁石やボタン電池を手作りおもちゃに入れない
  • ひもは長くしすぎず、絡まない長さにする
  • 装飾よりも外れにくさと洗いやすさを優先する
  • できない遊びを長く続けさせず、簡単な段階に戻す

手作りおもちゃは、完成度よりも見直しやすさが強みです。子どもが投げるなら重さを軽くする、口に入れるなら材料を大きくする、すぐ飽きるなら数を減らす、難しそうなら穴を広げるというように、子どもの様子に合わせて変えていきます。作ったものにこだわりすぎず、今の姿に合わせて調整できることが、手作りの一番よいところです。

次にどうすればよいか

まずは、家にある材料で1つだけ作るところから始めましょう。おすすめは、ミルク缶や保存容器を使ったポットン落とし、またはボウルとスプーンを使った移す遊びです。どちらも材料が少なく、子どもの反応を見ながら難易度を変えやすいため、1歳半の最初の手作りモンテッソーリおもちゃとして取り入れやすいです。

作る前には、子どもが今どんな動きに興味を持っているかを観察します。引き出しに物を入れたがるならポットン落とし、洗濯物を触りたがるなら洗濯ばさみ、食事でスプーンを持ちたがるならスプーン移しが合いやすいです。興味のある動きから始めると、無理に誘わなくても遊びに入りやすくなります。

作った後は、出しっぱなしにせず、1回に1種類だけ見える場所へ置きます。子どもが集中できたら、数分でも十分です。うまくできたかどうかより、自分で触って試せたか、安全にくり返せたかを見てください。慣れてきたら、穴の形を変える、材料を変える、色分けを加えるなど、少しずつ発展させると長く楽しめます。

1歳半の手作りおもちゃは、知育を急ぐためのものではなく、毎日の生活の中で「自分でできた」を増やすための道具です。高価な教材をそろえる前に、子どもの手の大きさ、興味、口に入れる癖、集中できる時間を見ながら、今ちょうどよい一つを作ってみるのが失敗しにくい進め方です。

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この記事を書いた人

ご訪問ありがとうございます。子育てに奮闘しながらも、自分らしい暮らしを大切にしたい2児の母です。子どもと向き合う時間は幸せいっぱいですが、同時に悩みや不安がつきもの。「毎日忙しいけど、ちょっと気持ちが楽になるヒントやアイデア」をたくさんお届けしたいと思っています。

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