トイトレに踏み台はいらない?理由4つと踏み台なしで進める工夫

軽くて高性能なのでママも楽々!
新生児から3歳まで長く使えるおすすめベビーカー

お子様の成長に伴い避けては通れないのがトイレトレーニングですが、準備するアイテムの多さに驚くことも多いのではないでしょうか。特に「専用の踏み台」は定番とされていますが、実はトイトレに踏み台がいらないという選択肢も十分に検討に値します。本記事では、踏み台を使わないトイトレの仕組みや、あえて用意しないことで得られる意外なメリット、進める際の注意点を詳しく解説します。この記事を読むことで、ご家庭の環境に最適なトイトレの進め方が見つかり、育児の負担を軽くするヒントが得られるはずです。

目次

トイトレに踏み台がいらない理由とその本質

代用品を活用する考え方

トイトレを始める際、多くの方が「まずは形から」と専用のグッズを揃えようと考えます。しかし、専用の踏み台をわざわざ購入しなくても、家にあるもので十分に代用できるという考え方があります。例えば、牛乳パックを再利用して作った頑丈な箱や、少し高さのある洗面所用のスツールなどがその代表例です。

「専用品でなければならない」という思い込みを一度手放してみると、トイトレのハードルはぐっと下がります。実は、子供にとって重要なのは「足がどこかに着いている」という安心感であって、それが市販のキラキラした踏み台である必要はありません。代用品を使うメリットは、子供の成長に合わせて高さを細かく調整できる点にあります。

手作りの代用品であれば、トイトレが終わった後の処分も簡単で、粗大ゴミとして出す手間も省けます。また、工作感覚でお子様と一緒に「トイレの足場」を作ることで、トイレという空間自体に愛着を持ってもらうきっかけにもなります。専用品を買い揃える前に、まずは身近なもので「足場」が作れないか、柔軟な視点で探してみるのが良いでしょう。

家にあるものを工夫して使う姿勢は、お子様にとっても「あるもので工夫する」という知恵を学ぶ良い機会になります。このように、本質的な目的である「排泄の自立」に焦点を当てれば、高価な専用品が必ずしも必須ではないことが理解できるはずです。

大人のトイレをそのまま使う

トイトレの究極のゴールは、大人が使っているトイレを一人で不自由なく使えるようになることです。そのため、最初から踏み台を使わずに大人のトイレの環境に慣れさせるという手法も、非常に合理的と言えます。踏み台を使わないことで、子供は「大人の世界」へ一歩踏み出したような誇らしさを感じることがあります。

もちろん、小さな子供にとって大人の便座は高く、足が届かないため不安定です。しかし、そこを大人がしっかりと支えてあげることで、親子の密なコミュニケーションが生まれます。踏み台という「道具」に頼るのではなく、大人の「手」を借りて排泄を成功させる経験は、子供にとって大きな自信に繋がるのです。

また、大人のトイレをそのまま使う練習を積んでいると、将来的に踏み台を「卒業」させるためのステップが必要ありません。最初から「踏み台がないのが当たり前」という感覚で育つため、成長に伴う環境の変化による混乱を避けることができます。道具を減らすことは、子供の適応力を育むことにも繋がるのです。

実は、多くの保育園や幼稚園でも、子供の自立を促すためにあえて過剰な補助具を使わないケースがあります。家庭でも同様に、最小限のサポートで大人の環境に馴染ませていくことは、自立心を育てる近道となります。便座に座る姿勢を大人が補助することで、正しい座り方や力の入れ方を直接教えることができるのも、この方法の大きな魅力です。

子供の身体能力に合わせる

トイトレを開始する時期は個人差がありますが、最近では身体能力が十分に発達してから始めるケースも増えています。身長が高めのお子様や、体幹がしっかりしていてバランス感覚が優れたお子様の場合、踏み台がなくてもスムーズに移行できることがあります。子供の成長度合いを冷静に見極めることが、踏み台の要不要を判断する鍵となります。

例えば、すでに椅子への上り下りがスムーズにできる身体能力があれば、大人が少し手を貸すだけで便座に座ることが可能です。足が床に届かなくても、お腹に力を入れるコツさえ掴めれば、排泄自体は問題なく行える子も少なくありません。親が「踏み台は絶対に必要」と決めつけるのではなく、目の前の子供の動きをよく観察してみることが大切です。

また、子供は日々驚くべきスピードで成長していきます。今日届かなかった足が、数ヶ月後には少しの工夫で安定するようになることも珍しくありません。子供自身の「自分でやりたい」という意欲と、それを支える身体的な準備が整っていれば、道具のサポートを最小限に留める方がスムーズに進むこともあります。

身体能力に合わせたトイトレは、子供にとって無理のないステップアップとなります。踏み台がないことで、自分の体を使ってどのようにバランスを取るかを学ぶ経験は、運動能力の発達にもポジティブな影響を与えるかもしれません。道具に頼りすぎず、子供が本来持っている「登る」「座る」「耐える」という力を信じて見守る姿勢も、時には必要です。

設置スペースを優先する判断

日本の住宅事情、特に都市部のマンションなどでは、トイレのスペースが限られていることが多々あります。そこに大きな踏み台を設置すると、大人にとって非常に窮屈な空間になってしまいます。掃除の際にも踏み台をいちいち動かす必要があり、そのわずかな手間が毎日のストレスとして蓄積されていくことも否定できません。

トイレの環境をスッキリと保つために、あえて踏み台を置かないという選択は、家族全員の快適さを守るための賢明な判断です。空間が広いと、大人がトイトレの介助に入りやすくなるという隠れたメリットもあります。狭い空間に無理やり道具を詰め込むよりも、開放的な環境でリラックスして取り組む方が、結果としてトイトレが早く進むこともあります。

また、視覚的な情報が少ない方が、子供が集中しやすいという側面もあります。トイレにたくさんの補助グッズが置いてあると、子供がそれをおもちゃにして遊んでしまうことがありますが、何もなければ「ここは排泄をする場所だ」という認識が深まりやすくなります。シンプルイズベストの考え方は、トイトレにおいても有効なのです。

清潔感を保ちやすいという点も、スペースを優先する大きな理由になります。踏み台の裏側や脚の周りは汚れが溜まりやすく、不衛生になりがちです。何も置かないことで、常に床を清潔に保つことができ、家族みんなが気持ちよく使える空間になります。家庭の状況に合わせて、道具を置かない快適さを優先することは、決して手抜きではなく戦略的な選択と言えるでしょう。

キッズデザイン賞を受賞した折り畳みベッド!
赤ちゃんとのお出かけが快適に♪

踏み台を使わずに排泄を促す仕組みと工夫

大人が支える介助の役割

踏み台を使わないトイトレにおいて、最も重要な要素となるのが大人の介助です。子供が便座に座る際、脇の下を支えたり、両手をつないでバランスを取ってあげたりすることで、物理的な不安定さを解消します。この時、大人が単なる「支え」以上の役割を果たしていることを意識してみてください。

大人が寄り添って支えることは、子供にとって「何があっても守られている」という強力な安心感になります。踏み台という無機質な道具にはできない、温もりのあるサポートです。例えば、子供が少し怖がっている時には、優しく声をかけながら背中をさすってあげるだけで、リラックスして排泄に集中できるようになります。

また、大人が直接支えることで、子供がどの程度力を入れているのか、あるいはどこに緊張を感じているのかを肌で感じ取ることができます。これにより、「もう少し前屈みになってみようか」といった具体的なアドバイスを、タイミングよく伝えることが可能になります。道具任せにしないことで、指導の質が自然と高まるのです。

この密接な関わりは、トイトレを単なる訓練ではなく、親子の共同作業へと変えてくれます。成功したときには一緒に喜び、失敗したときにはすぐに励ますことができる距離感は、踏み台がないからこそ得られる特権かもしれません。大人の介助を工夫することで、道具不足を補って余りある効果が期待できます。

姿勢を安定させる足場の代替

排泄、特に排便時には足が安定していることが理想ですが、踏み台がない場合は他の方法で「足場の代わり」を作ってあげる工夫が必要です。最も手軽で効果的なのは、大人の膝や足を子供の足場にしてあげる方法です。大人がトイレの前に座り、自分の太ももを子供の足がつく高さに調整してあげると、子供は驚くほど安定します。

このように大人の体の一部を貸してあげることで、子供は「踏ん張る感覚」を覚えることができます。道具としての踏み台は高さが固定されていますが、大人の体であれば、その時々の子供の姿勢に合わせて柔軟に位置を変えることができます。これは、成長途中の子供にとって非常に理にかなったサポート方法です。

他にも、トイレの壁を背もたれのように使わせたり、大人の腕をしっかりと握らせたりすることで、体幹を安定させる助けになります。子供の足が宙に浮いていても、上半身がどこかに固定されていれば、恐怖心は大幅に軽減されます。大切なのは、全身のどこかが「何かに触れている」状態を作ってあげることです。

実は、足がつかない状態での排泄は、大人にとっては難しく感じられますが、子供は体が柔らかいため、意外と適応してしまいます。大人のちょっとした工夫で「疑似的な足場」を提供してあげるだけで、専用の踏み台がなくてもスムーズに排泄を促す仕組みは十分に構築できるのです。

排便をスムーズにする前傾姿勢

人間にとって最も排泄しやすい姿勢は、実は少し前屈みになった「考える人」のようなポーズだと言われています。踏み台がある場合は足の位置でこの姿勢を作りますが、踏み台がない場合でも、意識的に前傾姿勢を促すことでスムーズな排便が可能になります。この姿勢の仕組みを理解しておくことが、トイトレ成功の近道です。

具体的には、子供が便座に座っている時に、大人の手を子供の胸のあたりに添えて、少し前に倒れ込むように誘導してあげます。あるいは、子供に自分の膝を両手で持たせるように促すのも効果的です。この姿勢を取ることで直腸がまっすぐになり、お腹に力が入りやすくなるという生理的なメリットがあります。

「前屈みになると、足が浮いていても出しやすくなるんだよ」と、子供にわかりやすく伝えてみるのも良いでしょう。例えば、「かっこいい忍者のポーズをしてみよう」と遊びの要素を取り入れると、子供も楽しみながら正しい姿勢を身につけてくれます。道具を使わなくても、体の構造を利用した知恵を使えば、排泄を助けることは十分に可能です。

また、前傾姿勢を保つことで、便座から滑り落ちそうになる恐怖感も和らぎます。重心が低くなるため、座面との接地面積が増え、心理的な安定感にも繋がるのです。踏み台という「外側からのサポート」がない分、姿勢という「内側からの工夫」に注目することが、成功への大きな鍵となります。

心理的な安心感を与える環境

踏み台がないことで生じる最大の課題は、子供が感じる「高さへの恐怖」や「不安定さ」という心理的な壁です。これを解消するためには、物理的な道具に頼るのではなく、トイレという空間全体の雰囲気を和らげ、安心感を与える工夫が有効です。子供が「ここなら足が届かなくても大丈夫だ」と思える環境作りを目指しましょう。

例えば、トイレの照明を明るすぎない柔らかな色に変えたり、お気に入りのキャラクターのポスターを子供の目線の先に貼ったりするだけでも、緊張感は緩和されます。また、冬場であれば便座を温かく保つ、あるいは肌触りの良い便座カバーを使うなど、触覚的な心地よさを提供することも、安心感に直結します。

さらに、大人がリラックスした態度で接することも重要です。大人が「足が届かなくて危ないかも」と不安な顔をしていると、それは子供に敏感に伝わってしまいます。反対に、大人が余裕を持って「大丈夫、しっかり支えているからね」と笑顔で声をかけ続ければ、子供は安心して身を任せることができるようになります。

心理的な安心感は、物理的な足場よりも強い支えになることがあります。トイレを「怖い場所」から「家族と楽しく過ごす場所」へと印象を変えることで、踏み台の欠如を全く感じさせないほどリラックスした状態でトイトレを進めることができるようになります。心のサポートこそが、最強のトイトレグッズなのかもしれません。

専用の踏み台を用意しないことで得られる利点

トイレ内のスペース確保

専用の踏み台を置かない最大の物理的なメリットは、トイレの床面積を最大限に広く使えることです。一般的な住宅のトイレは、家族全員が毎日何度も利用する場所であり、その限られたスペースを有効に活用できることは生活の質に直結します。踏み台がないだけで、トイレに入った瞬間の圧迫感が驚くほど軽減されます。

特に、大人がトイレを使用する際、足元に大きな踏み台があると、どうしても邪魔に感じてしまうものです。踏み台を避けて歩いたり、座ったりする際につまずきそうになった経験がある方も多いのではないでしょうか。何も置かないことで、大人の移動動線がスムーズになり、毎日の小さなストレスが解消されます。

また、来客があった際にも、トイトレ中の生活感が出すぎないという利点があります。トイレは家の中でも清潔感やセンスが問われる場所の一つです。補助グッズを最小限に留めることで、インテリアとしての美しさを損なうことなく、スッキリとした空間を維持できます。これは、自分たちの暮らしを大切にする大人にとっても嬉しいポイントです。

空間に余裕があると、空気が通りやすくなり、湿気やニオイがこもりにくくなるという衛生的な側面もあります。広々としたトイレは、子供にとっても「動きやすい場所」となり、服の脱ぎ着などの動作を妨げることがありません。スペースの確保は、単なる見た目の問題だけでなく、機能面でも大きな恩恵をもたらしてくれます。

掃除の手間と負担の軽減

トイレは家の中でも最も汚れやすい場所の一つですが、そこに踏み台が置いてあると、掃除の難易度が一段階上がります。踏み台の脚の周りには埃が溜まりやすく、また、トイトレ中は予期せぬ場所まで汚れが飛び散ることもあります。踏み台をどかして、裏側まで拭き掃除をするという作業は、忙しい育児中には重荷になりがちです。

踏み台を置かない選択をすれば、床の拭き掃除はサッと一拭きで完了します。障害物がないため、クイックルワイパーなどの掃除用具もスムーズに入り込み、毎日清潔な状態を保つのが非常に楽になります。この「掃除のしやすさ」は、一度経験すると手放せなくなるほどの快適さです。

また、踏み台自体のメンテナンスも不要になります。プラスチック製の踏み台は、使っているうちに汚れがこびりついたり、ニオイが染み付いたりすることもあります。踏み台を洗って乾かすという手間がなくなるだけで、家事の負担は確実に軽減されます。清潔を保つための努力を最小限にできることは、親の心の余裕に直結します。

育児中はただでさえやることが多く、名もなき家事に追われる毎日です。その中で「トイレの踏み台を掃除する」という項目を一つ消せるだけでも、生活はシンプルになります。清潔で手入れの行き届いたトイレは、家族の健康を守る基盤となります。掃除の手間を減らすことは、より質の高い育児時間を生み出すための賢い戦略と言えるでしょう。

外出先のトイレへの適応力

家で踏み台を使わずにトイトレを進めている子供は、外出先のトイレでも物怖じしにくいという大きな強みを持っています。ショッピングモールや公園、友人宅のトイレには、必ずしも子供用の踏み台が用意されているわけではありません。普段から「踏み台がない環境」に慣れていることは、お出かけの際の安心感に繋がります。

家でしかできない「特別な環境」で練習をしていると、子供は外出先のトイレを怖がってしまうことがあります。「いつもの踏み台がないから座れない」と拒否されてしまい、せっかく順調に進んでいたトイトレが停滞してしまうのはもったいないことです。どこに行っても大人のトイレは同じ形であることを、肌で理解させておくことが大切です。

外出先でのトイレがスムーズになると、親の精神的な負担も大幅に軽減されます。重い補助具を持ち歩く必要がなく、どんなトイレでも普段通りにサポートしてあげれば良いという自信は、お出かけをより楽しいものに変えてくれます。子供も「どこでもトイレができる」という自信を持つことで、自立心がより一層育まれます。

実は、これこそが「踏み台いらない派」が最も実感するメリットかもしれません。環境の変化に左右されないスキルを身につけることは、将来的に子供が幼稚園や小学校へ上がった時の適応力にも繋がります。場所を選ばず排泄ができる能力は、子供の行動範囲を広げ、新しい世界への挑戦を後押ししてくれるはずです。

購入費用と廃棄コストの削減

育児には何かとお金がかかります。トイトレ用の踏み台も、数千円から、高機能なものになれば一万円近くするものまであります。しかし、トイトレの期間は人生の中でほんの一瞬です。その一時のために高価な専用品を購入し、役目が終わった後に大きなゴミとして処分するのは、家計にとっても環境にとっても負担となります。

踏み台を用意しない選択をすれば、その分の予算を他の教育費や家族での思い出作りに充てることができます。また、使い終わった後の「処分の悩み」からも解放されます。大きなプラスチック製品は自治体によっては粗大ゴミ扱いとなり、捨てるのにも費用や手間がかかることが多いのが現実です。

最近では、環境負荷を考えて「モノを増やさない育児」を意識する方も増えています。新しいものを買わずに済ませることは、究極のエコでもあります。必要な時に必要なサポートを親が提供することで、道具という資源を消費せずに済むのは、とてもスマートな選択と言えるのではないでしょうか。

トイトレが終わった後、トイレが元のスッキリとした状態に戻る速さも、踏み台がない場合の利点です。生活の変化に合わせて柔軟に対応し、不要なものを残さない暮らしは、家族のフットワークを軽くしてくれます。コストを最小限に抑えつつ、最大限の効果(おむつ卒業)を目指すという合理的な考え方は、現代の育児スタイルに非常にマッチしています。

項目名具体的な説明・値
掃除のしやすさ踏み台を動かす手間がなく、床をサッと拭くだけで完了します。
外出時の安心感どこにでもある普通のトイレに慣れるため、外出先で困りません。
家計への影響数千円の購入費用が浮き、処分の際のゴミも出ないため経済的です。
トイレの広さ狭いトイレでも足元がすっきりし、大人の出入りもスムーズになります。
自立への影響大人の介助が必要になるため、親子の密なコミュニケーションが生まれます。

踏み台なしで進める際の注意点とリスク

足が届かないことによる不安

踏み台を使わないトイトレで、最も注意すべきなのは子供が感じる「恐怖心」です。大人にとってはわずかな高さでも、小さな子供にとっては、深い穴(便器)の上で宙ぶらりんになるような感覚かもしれません。この不安を無視して無理に進めてしまうと、トイレそのものが嫌いになってしまうリスクがあります。

足が宙に浮いている状態は、本能的に「不安定で危険だ」と感じさせます。特に初めて便座に座る時は、子供の顔をよく見て、緊張していないか確認してあげてください。もし、足が届かないことでパニックになったり、頑なに座るのを拒んだりする場合は、無理強いは禁物です。恐怖心はトイトレの最大の敵となります。

この不安を解消するためには、まずは服を着たまま蓋を閉めた便座に座る練習から始めるなど、スモールステップを意識しましょう。大人が横に座ってしっかり抱きしめてあげたり、好きな歌を歌ったりして、「ここは安全な場所だよ」というメッセージを伝え続けることが不可欠です。安心感が育つのを待つ余裕を持ちましょう。

もし、どうしても不安が拭えないようであれば、一時的に大人の足を足場にする時間を長くするなど、物理的な接地感を提供してあげてください。子供のペースを尊重し、恐怖心を一つずつ取り除いてあげる丁寧なアプローチが、結果としてトイトレを最短で成功させる近道となります。

踏ん張る力が伝わりにくい点

生理学的な視点から見ると、足が床についていない状態は「踏ん張る力」を出しにくくさせます。特に便秘気味の時や、硬めの便を出す際には、腹圧をかけるために足場の存在が重要になります。踏み台がない場合、この「いきむ」という動作が難しくなり、排泄に時間がかかってしまうことがあります。

子供が一生懸命頑張っているのに、なかなか結果が出ないという状況が続くと、子供自身も疲れてしまいます。また、出し切りたいのに出せないというストレスから、排泄を我慢してしまう習慣がつくリスクも考えられます。これを防ぐためには、大人が子供の姿勢をうまくコントロールしてあげる必要があります。

例えば、排便のサインが見られた時には、大人が子供の膝を少し高く持ち上げ、胸の方に引き寄せるような姿勢を作ってあげてください。これだけで腹圧がかかりやすくなり、足が届かなくても排便をサポートすることができます。また、水分摂取や食事の内容に気を配り、便を柔らかく保つ工夫も、踏み台なしトイトレには欠かせません。

道具がない分、身体の仕組みを親が理解し、技術でカバーする意識を持つことが大切です。子供が「うまく出せた!」という成功体験を積み重ねられるよう、出しやすい姿勢を模索してあげてください。踏ん張る力の不足を、大人の知恵とサポートで補ってあげることが、この方法の成功のポイントです。

自立して座るまでのサポート

踏み台があれば、子供は自分のタイミングで便座に登り、一人で座ることができます。しかし、踏み台がない場合は、座るたびに大人の手が必要になります。これは、子供が「一人でできた!」という達成感を味わうまでに、少し時間がかかることを意味します。また、親にとっても、毎回トイレまで同行しなければならないという労力がかかります。

特にお子様が「自分でやりたい!」という自立心が旺盛な時期にある場合、親に抱き上げられることを嫌がるかもしれません。また、夜中のトイレや忙しい朝の時間帯に、必ず大人の介助が必要になるのは、親にとって負担に感じることもあるでしょう。この「親の関与が必須である」という点は、事前に覚悟しておく必要があります。

自立を促すためには、抱き上げる際にも「さあ、一緒に座ろうね」と声をかけ、子供が自分で座ろうとする動きを尊重してあげてください。また、便座の横にしっかりとした手すりを設置するなど、踏み台以外の補助手段を検討するのも一つの手です。親のサポートが「束縛」ではなく「応援」として伝わるような関わり方が理想的です。

親がずっと付き添うスタイルは、子供が一人で安全にトイレができるようになるまでの「期間限定の濃厚な時間」でもあります。この時期を、自立に向けた準備期間と捉え、根気強く付き合ってあげることが大切です。子供が自分の力だけで便座に座れるようになる日を、楽しみに待ちましょう。

落下防止のための安全対策

物理的な最大のリスクは、やはり便座からの落下です。小さな子供の体はバランスを崩しやすく、またトイレの床はタイルやクッションフロアなど、滑りやすい素材であることが多いため、万が一の転倒は大きな怪我に繋がりかねません。踏み台がない場合、子供は不安定な場所で過ごすことになるため、安全対策には万全を期す必要があります。

大人は「少しの間なら目を離しても大丈夫だろう」と考えがちですが、子供の動きは予測不能です。排泄の最中に急に後ろを振り向いたり、立ち上がろうとしたりしてバランスを崩すことはよくあります。そのため、子供が便座に座っている間は、必ず手の届く範囲で見守り、いつでも支えられる体制を整えておくことが基本です。

また、トイレの床にマットを敷いて衝撃を和らげる、角がある場所にはクッション材を貼るなどの物理的な対策も有効です。さらに、便座自体が滑りやすい場合は、子供用の補助便座を併用することで、座面の安定感を高めることができます。補助便座は踏み台よりもコンパクトで掃除もしやすいため、踏み台なし派の方にもおすすめのアイテムです。

安全は何よりも優先されるべき事項です。「踏み台がないからこそ、より注意深く見守る」という意識を家族全員で共有してください。安全な環境が守られているからこそ、子供ものびのびとトイトレに挑戦することができます。事故を未然に防ぐための配慮を怠らず、安心して取り組める体制を作りましょう。

家庭に合ったトイトレの形を正しく理解しよう

ここまで、「トイトレに踏み台はいらない」という視点から、その仕組みやメリット、注意点を詳しくお伝えしてきました。いかがでしたでしょうか。世の中には「これが正解」とされる育児グッズが溢れていますが、大切なのはそれらを盲目的に揃えることではなく、自分の子供の性格や身体能力、そしてご家庭のライフスタイルに本当に合っているかどうかを見極めることです。

踏み台を使わないという選択は、決してお金や手間を惜しむ「手抜き」ではありません。むしろ、子供の適応力を信じ、大人が直接手を貸すことで親子の絆を深める、非常に情熱的で合理的な一つのスタイルなのです。掃除がしやすく、スペースが広々としたトイレは、親にとってもトイトレのイライラを軽減してくれる素晴らしい環境になります。

もちろん、お子様がどうしても高さを怖がったり、踏ん張れずに困っていたりする場合は、その時に初めて導入を検討すれば良いのです。最初から「なくてはならないもの」として用意するのではなく、「必要になったら助けてもらう道具」として捉えることで、育児はもっと自由で楽しいものに変わっていきます。

トイトレの期間は、子供が自分の体と向き合い、自立へと向かう大切なステップです。その過程で、大人がどのように寄り添い、どのような環境を整えてあげるか。その答えは、育児書の通りである必要はありません。目の前のお子様の笑顔と、ご自身の心の余裕を一番の指標にしてください。

踏み台があってもなくても、最終的におむつを卒業し、一人でトイレに行けるようになる日は必ずやってきます。その日を信じて、ぜひご家庭に合った「心地よいトイトレ」の形を探してみてください。スッキリとしたトイレで、お子様と一緒に一歩ずつ進んでいく毎日を、心から応援しています。

充実の100ピースブロック!
アメリカと共同開発された人気の知育玩具



よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ご訪問ありがとうございます。子育てに奮闘しながらも、自分らしい暮らしを大切にしたい2児の母です。子どもと向き合う時間は幸せいっぱいですが、同時に悩みや不安がつきもの。「毎日忙しいけど、ちょっと気持ちが楽になるヒントやアイデア」をたくさんお届けしたいと思っています。

目次